銀行員の資産運用、投資について

投資・運用

銀行員は株式投資などが制限される?

銀行で働いていたら、株やFXで儲かりそう!

銀行員は投資がかなり制限されます

こんにちはレオンです。今回は銀行員の投資・資産運運用についてご紹介します。

銀行では上場企業の非公開情報やインサイダー情報を入手する機会が比較的多いので、銀行員は投資についてかなり制限を受けます。銀行内のルールで投資信託や保険、外貨預金運用などはできますが、インサイダー情報でなくとも個別株やFXは禁止されています。

株式投資を制限されている理由の一つは、上述の通りインサイダー情報を入手しやすい立場にあることです。上場企業の非公開情報やインサイダー情報を入手した状態で株式投資を行うことを禁止するのが目的です。

また、銀行員の不正や横領の原因の多くが、借金返済や浪費によって生活が苦しくなった場合が多く、株やFXによって浪費することを防止しています。

ですので、入社後にも積極的に個別株への投資やFXで資産運用をしたいという場合は銀行や証券会社等の金融機関への入社は今一度考えなおす必要があるかもしれません。

せっかく金融機関での業務で得た知識を株式投資などにに活かせないのは残念ですよね。

銀行員ができる投資

銀行に入社したけど、資産運用は何ができる?

株やFXが禁止されている銀行員でも下記の資産運用は可能です。

  • 投資信託、ETF
  • 保険
  • 外貨預金
  • 不動産投資
  • 仮想通貨など、、、

どのような投資が人気か

上記の投資の中では米国株式を対象としたETF投資がおすすめです。

ETFとはExchange Traded Funds”の略称で、「上場投資信託」と呼ばれています。連動する指数は株式だけでなく、債券、REIT(リート)、通貨、コモディティ(商品)の指数もあります。

ETFは特定の銘柄ではなく株式であっても複数の株式に分散して投資されており、その一部の株主になれる、といったイメージです。

複数の株式を投資対象としているETFであれば銀行員でも投資が可能です。ETFであれば投資信託と違って購入時の手数料が安い銘柄が多く維持コストも低い商品が多いです。

昨今では米国をはじめとする海外の株式に投資されているETFへの投資が人気です。特に投資対象が全世界の企業となっているいわゆる「オールカントリー」では少額で、米国を中心に全世界に分散して投資ができ、投資対象は運用するファンドが決めてくれるので日々の値動きや特定の企業の動向に大きく左右されずに運用することが魅力です。

米国は世界最大のGDP(国内総生産)を記録しており経済的な強みがあり、約70%は個人消費に支えられていますが、米国の平均年齢は日本より低く、今後も人口増加が見込まれるため、米国内の内需が拡大し、米国企業の成長も見込まれる可能性が高いので投資対象として魅力的です。また、米国株式は長期のスパンで見るとこれまで、上昇し続けているため、特に今後20年、30年のスパンで投資を継続することを考えている方にとっては非常に安定した投資対象になると考えられています。

ETFと同様に投資信託も同様の仕組みとなっており、特定の企業への投資にならないので銀行員でも投資が可能です。

保険は長期間の積み立てによって特定の時期以降に解約した場合、損害金が発生しないものや外貨建てとなっていて為替差益も含めて解約時に資金を受け取れる種類も存在します。

保険は株式投資に比べるとリターンが少なく、一定期間解約ができないのであまりお勧めされていません。

一方で不動産投資は取引自体に専門的な知識が多いことや管理が容易ではないことから、投資が難しいと思います。値動きも予想が難しいことや初期費用が大きいことからもハードルが高い投資となります。

その他、外貨預金は保有する現金を「円」以外で保有するもので、米ドル、ユーロ、豪ドルなどが人気です。将来的に円安が進むと考える場合に、外貨を保有しておけば円ベースで保有資産が増加するので為替差益が得られることや、相対的に高い金利を得ることができます。

まとめ

以上、投資の種類を紹介しましたが、銀行員が投資をする場合、株式を投資対象とするETFへの投資がベターです。

個別の株式を取引することは各銀行のルール上、制限がありますが、為替や金利の上がり下がりについて最低限の知識は身に付きますし、株価の上昇・下落についてもトレンドが読めるスキルが身に付きやすいので海外のETFへの投資を行うにしても、銀行員ならうまく運用できるのではないかと思います。

以上、少しでも参考にしていただけますと幸いです。

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