こんにちはレオンです。今回はメガバンクの新入社員の業務内容、主に配属された支店での状況についてご紹介します。
タイムスケジュール
OJT期間中の一般的なタイムスケジュール(例)は下記のとおりです。
08:00 支店到着
08:30 営業会議
09:00 支店発 取引先訪問①(先輩社員の取引先に帯同)
11:00 取引先訪問②(先輩社員の取引先に帯同)
12:30 昼食
13:00 社内事務(稟議・格付業務のサポート)
16:00 事務作業、報告、各種雑務等
20:00 退社
支店に到着するまでに、日経新聞に目を通しておきます。
経済・マーケット動向を学ぶ目的で、毎日1件記事の中で気になるものや記録しておくべき記事があれば、切り抜きして要約・コメントをして指導担当に提出するような作業もあります。
到着したら朝の会議の準備をします。資料は前日までに準備しておき当日の朝にファイナル化して、計数の取りまとめや資料の準備・共有を行います。新人の頃は内容を作りこむというより、資料の準備や手配が主な役割となります。
会議が終わったら先輩が担当する取引先への訪問準備をします。
朝一から支店を出発するケースも多いので、作成資料が必要な場合は前日までに準備しておく必要があります。事務手続きやパンフレット等の配布資料があればその日に訪問する分をすべて準備して持参します。当日に先輩とコミュニケーションが取れない可能性があるので、必要資料、訪問先、所要時間、車で訪問する場合は駐車場や道順も含めて前日に確認しておくことが重要です。
午前の営業が終わったら一度支店に戻って、昼食をとります。支店の中に食堂を設置しているところが多いです。そこで昼食休憩を取って午後の業務となります。昼休みは1時間ありますが、総合職の場合は昼食を取り終わったらすぐに業務を開始する人が多いです。
OJTでは社内事務についても学びます。先輩が担当する企業の社内稟議等の作成をサポートすることで作成方法を学んでいきます。
例をいうと、午前訪問した先で借入相談を受けた場合に、相談を受けたということについて記録を残す必要があるのでその記録書を作成します。
決算資料や事業計画を受領した場合はそのデータを基に返済能力の検証をしたり、取引先が置かれている業界の動向や今後の見通しについて調べたり、場合によっては取引先に電話で疑問点を確認したり、課題が多い場合は後日再訪問が必要な点を踏まえてアポイント調整を行ったりします。
貸出実施について、担当者が独断で決定できる案件はありません。相談を受けたら早期に直属の上司や支店長と案件内容や条件を相談します。そのためにあらかたの数字や方向性を固めたうえで簡易的な説明資料を作成して、相談をして方針を固めてから本格的に稟議を作成していきます。
それ以外に支店の行事や夕方の会議の準備など雑用的な仕事も同時並行で行って、場合によっては力仕事もあるので男子は結構疲れます。
また、翌日に会議がある場合は資料作成のサポートをしたり、先輩の取引先に帯同訪問する場合は取引先の業界や特徴を調べて、訪問の趣旨や提案内容を事前に確認したり、過去の取引内容等を把握しておきます。
そうこうしているうちに帰らなければいけない時間が迫ってきます。働き方改革が進んでいるわりに業務はそんなに減っていないので業務時間は密度が濃いです。だいたい20:00くらいには支店を閉めるところが多いので、20:00までに仕事を終わらせて施錠を行って帰宅します。
まとめ
OJT期間中は支店の窓口業務や振込手続等のバックオフィス業務も実施します。
上記のスケジュール例は法人営業の業務習得を見据えたスケジュール例です。その他にも新入社員のみが集められて行う、研修もあります。どちらかというと集合研修を比較的長期間実施してから現場でのOJTが始まることが一般的です。
窓口業務などは近年では利用者が減少傾向にあり、必要性もなくなってきているため、総合職による研修もあっさり実施する程度で終了します。10年以上前は取引先から現金を預かることも多かったので、いわゆる札勘ができるようになる必要がありましたが、現在ではめったに使わないスキルなので多分練習していないと思います。
OJTについては一通り実施期間があり、その他にも研修がしっかりと実施されるため新入社員教育が手厚いと言えます。FPなどの資格試験の勉強を実施する必要がありその補助金が充実していることや語学・宅建などの学習における支援、補助金制度が充実しているので、学習を行う環境や福利厚生が充実していることも特徴です。
以上、ご参考にしていただけますと幸いです。
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