メガバンクに就職する強みと言えば福利厚生だと思うけど、寮や社宅はどのような造りになっているんだろう。家賃はどのくらい？？
こんにちはレオンです。アラサーのメガバンク勤務の銀行員です。今回はメガバンクの寮・社宅について情報発信します。
金融業界や銀行のメリットの一つとして福利厚生が充実していることが挙げられます。入社を検討する方にとっては気になるポイントのひとつではないでしょうか。
実家から通うことができない社員を対象に寮の入居が認められます。
結論から言ううと独身寮で20,000円～30,000円程度、風呂やトイレが共同の集合寮タイプと、ワンルームマンションタイプの個室型のタイプがあります。
集合寮タイプの特徴
入社後に若手が入る寮、といったイメージのいわゆる集合寮です。
家賃は20,000円～30,000円程度です。
風呂やトイレ洗濯機は共同で、それぞれの部屋はワンルームで5～６畳くらいで非常に狭いです。食堂があって、平日は夜も食事が出るので自炊する必要がないケースが多いです。
風呂トイレが共同なのは不便ですし、プライベート空間ではないことが気になりますが、掃除の必要がなくてコストもかからないので気にならなければ支障なく過ごせると思います。
自習室のような空間があるので、同じ寮のメンバーと談笑したり、社内の課題やテストの勉強について情報交換したりすることが多いです。
今時は1人1部屋が当然ですが、昔は2人１部屋のような形式もあったようです。
全体的にストレスはあまりないと思いますが、集団生活が嫌なら少し息苦しい面もあろうかと思います。
ワンルームタイプについて
こちらは一般的なアパート・マンションと同じ構造の建物を、会社が所有したり借り上げたりしているパターンの寮です。
家賃は20,000円～30,000円程度です。
アパートやマンション生活と同じで、共有スペースは建物のエントランスや通路、階段、エレベーターとなっており、完全個室タイプ、といったイメージです。
一方で集合寮と違って、単身赴任や独身のシニア社員も入居するので直属の上司と同じ寮に入居する可能性もあります。
入口や廊下で、同じ会社の人と顔を合わすこともありますが、実際には自分の知り合いや同じフロアに住む人以外と顔を合わすことは少なく、関りもほとんどありませんでした。面倒な人間関係は一切ないイメージです。
朝の出勤時間が同じ人とは毎日顔を合わすかもしれませんが、それ以外は同じ寮でも会うことはほとんどなかったです。
室内の基本的な設備は、キッチン・洗面所・風呂・トイレ・居室1部屋ですが、細かい間取りとしては、洗面所・バス・トイレが一緒になっているタイプや、独立洗面台や脱衣所がついているタイプなど、寮によって様々です。ワンルームタイプと書きましたが、実際には1Kタイプとなります。
一般的な1Kの部屋に住むイメージですので、ただの1人暮らしと遜色ありません。
社宅の特徴
家賃は25,000円～40,000円程度です。場所やタイプによって大きく異なるようです。
部屋は一般的な3LDKのようなタイプが多いようですが、タイプによって様々です。
前述のワンルームタイプと同じような形ではありますが、こちらは家族で一緒に暮らすので、自ずと人間関係が生じます。社員本人同士もそうですが本人の妻や子供同士でコミュニティができることもありますので、社内の人と人間関係が生じます。
寮、社宅のメリット・デメリット
メリットは家賃が相場対比で安いことです。若手社員が東京で一人暮らしをするなら一般的に７万円近く家賃が必要ですが、そこを安価に抑えられることは大きなメリットになります。
ベテラン社員でも、子供を含めて仮に4人暮らししようと思ったら家賃は15万円以上かかってもおかしくないですが、そこを安価に抑えられることは魅力的です。
デメリットは会社の人間と、プライベートでも人間関係が生じる、といったことが挙げられます。特に集合寮では不便も多いですが、個人的には最初の数年くらいは我慢できるのかな、と思います。
生活費を安く抑えることができるので、メリットが非常に大きいです。また、一定の条件を満たせば家賃補助を得て、通常の1人暮らしを選択することも可能なので一定の福利厚生が充実しているといえます。
今後の潮流
寮や社宅は福利厚生の定番ではありますが、近年はその動きが縮小しています。
資産を持つことは価格暴落のリスクがあることや、実家から通う人や持ち家がある人と比べて不公平ともいえることから、寮や社宅を売却して制度を見直す動きが加速しています。
特に社宅は減っていくことが想定されますので、結婚した後も社宅に入り続けて家賃を抑える、といったことができなくなってきます。
以上、メガバンクの寮・社宅の内情について、少しでも参考になれば幸いです。
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